――――… あたしはまだ、小学2年生だった。 「華ー、遅刻するぞー」 「昇、待ってよぉ」 いまと変わらず朝が苦手なあたし。 そんなあたしを毎日家に迎えにきてくれるのが1人の男の子。 家が隣同士で幼稚園の頃から仲がいい三浦昇(ミウラ ノボル)。