「華」 「ひゃっ!!」 耳元で言われたせいか、ピクンと肩が上がる。 それとほぼ同時に、鎖骨辺りに軽い痛みが走った。 「…っ」 抵抗したいのに、力が入らない。 あたしの首元からゆっくりと翔流くんの顔が離れる。 やっぱり、翔流くんは男の子なのに綺麗だ。