だけど 「はーなっ」 降ってきたのはキスの変わりにあたしの名前を呼ぶ翔流くんの声。 「……」 「はーなー」 「……」 「おい、華」 「はい」 ちょ、怖い…怖すぎるよ翔流くん!! その声の低さはヤバイって! 「………もう、いいや」 「え?」 いきなりの翔流くんの言葉に、あたしは戸惑った。 もう、いいやって…なにが?