な、舐めたんだよー! 耳を!あたしの耳を!! 「ど、退いてよー!」 「やだ」 即答ですか… でもあたしだってこの体制は嫌なんだからね。 体近いし顔近いし。 「あたしだって嫌だもん!」 そうあたしが叫ぶと、翔流くんはさっきのようにニヤリと口の端を上げた。 「華さ、この状況わかってんの?」