「華」 「え…翔流くん?」 いつになく真剣な表情の翔流くん。 「俺さ…」 「う、うん」 いつもうるさい翔流くんが真剣になるから、あたしは少し緊張した。 部屋の中にはあたしと翔流くんの声しか響いていない。 「俺、は…」 「う、うん…」