「「……………は?」」 それはもう、見事に翔流くんとあたしの声はハモりましたよ。 「有実、協力ありがとな…え?わ、分かってるよ!」 ………なにこれ。 「華、ちょっとごめんな」 そう言って翔流くんはあたしを床に下ろすと、昇の方へ歩いていった。 「は?翔流、やめろっ」 突然、昇の怒鳴り声が聞こえたと思ったら 「あ、もしもし?」 次は翔流くんの落ち着いた声。