可愛い顔した悪魔Boy【完】




お姫様だっこ?!



「か、かかか翔流くん!」



「いいから…」



うっ。



あたしを軽々しく持ちながら…



目だけをあたしに向ける翔流くんに、あたしは色気を感じた。



「兄貴、華は渡さないから」



…………え?



「俺は華にめっちゃ惚れてんだ」



翔流くんの口から出てくる言葉にあたしの胸はドクン、ドクンと音を鳴らす。