君と星空の中で。



「…ただいま」


絞り出すような声で、あたしはいう。



「なんなの、その言い方。無愛想で感じ悪い。紫帆ちゃんみたいに、もっとにこにこできないのっ!?」




…そうさせてんのは、誰だよ。



言いたいけど、言わない。

あたしはただ黙って、お母さんを見つめかえした。




「な、何!?黙っちゃってやーね、気味悪い」







気味悪いはひどすぎでしょ。