折角、無くなったと思った空気間。
また、初めて会ったような感じにギクシャクとした二人のように………
お互いに、相手のことをジッと見つめていた。
まるで、時の止まったかのようだった。
「先生……?」
雄貴と一緒にいた、生徒が発した一言にあたしは現実に引き戻されたようだった。
たかが、1分もなかったのに長い時間に感じた。
「……唯、行こ?
藍里たちが待ってる。」
一刻も早く立ち去りたいあたしは唯を連れて、藍里がいるスタンドまで歩いた。
なんで、ただ会っただけなのに心の奥に空いてしまったようなポッカリとした気持ち。
忘れたと思ってた気持ちが、あたしの目の前に現れた貴方によって、掻き乱される。

