忘れるわけない。 だって……。 ううん、いいや。 何やってるんだろう。 「浅倉、変わってないな。」 「そう? 雄貴こそ変わってない…… あの頃の!」 爽華は、急いで口を紡ぐとそれっきり何も言わなかった。 確かに変わってない。 あの頃のように、懐かしい感覚になる。 そう―― ただ、変わったとしたら、 それは、他でもないあたしたちの関係ぐらい。