そんなわけで……
「暑い。
なんで炎天下の中外でするわけ?」
「外でするもんでしょ、野球って。」
暑くて荒れてる、あたしに唯は冷静にツッコミを入れる。
「私こそ、なんでいるのかしら。一番関係なかったりするんじゃない。」
「いいじゃん、せっかくだから唯も一緒に応援しようよ。」
唯は、あたしが無理矢理連れてきたいわば、今回の一番の被害者。
ま、その原因が……
「せ、んぱーい。
頑張って下さいねぇー!!」
直人とは違う、別の子を精一杯応援してる始末であり。
……むしろ、あっちが今回の主で。直人はサブ的な?
そう感じることが出来る構図である。
「はぁー、この妹は……。」
「さすが浅倉家」
さっき、買ってきたばかりの某炭酸飲料水を飲む、唯。
「え、馬鹿にしてたりする?
仕方ない、弟思いな姉が……
直ー、頑張りなさいよ。」
意気揚々と直人に向かって、手を振ると、少し恥ずかしそうに直人俯いた。
「たく、可愛そう。」
唯のため息と、直人の恥ずかしそうな表情に疑問を浮かべていた。

