「たく、二人して心配しすぎなんだよね。
大丈夫だよ、偶然の出来事じゃない。」
雅と美夜が心配していたのを交わしたと思ったら、ここにいましたよ。
心配していらっしゃるかたが。
「偶然にしては、出来すぎだろう。」
「それに、怪我とかしたら俺達黙っちゃいないしね。」
友達のピンチだっていって、雄貴と恭ちゃんは二人してあたしを守るなんていいだした。
頼もしいんだけど、あたしのせいでまた怪我しちゃったら嫌なんだけどな。
「ま、ありがとう。
二人に怪我させちゃうのは、嫌なんだけど……。
心配してくれんのは、なんか嬉しい。」
「なーに、遠慮してんだよ。」
「「俺達、友達だろ?」」
二人は、とびきりの笑顔であたしに笑いかけてくれた。
その笑顔をみるだけで、なんだか少し嫌な事も忘れられそうな気がする。
少しくらい、頼ってもいいよねきっと……
だけど、あたしたちの仲が壊れるのにそう時間がかからなかったんだ。

