翌日、午前7時半に目覚めた。

いくら休みの日とはいえども体に染みついた毎日の起床時間はそう変わらないものだ。ボサボサに散らかった頭をボリボリかきながら欠伸をする。


「ふわぁー。」


昨晩の宴の後のテーブル。空き缶や食器を片付けて、朝食を取ることにした。シンプルにトースト1枚と薄めのコーヒー。

こんがり焼けたトーストにバターが溶け出して馴染んでゆく。それに蜂蜜をたっぷりとたらして食べるのが好きだ。


テレビから聞こえる天気予報によれば今日明日は晴れ、明後日からはまた雪が降るだろうと言うものだった。


「うーん、明後日からねぇ…。」


俺はコーヒーを飲みながらチャンネルを変えた。