それからというもの、何らかの話をしたには違いないが、よく覚えていない。

とりあえず、邪魔な島田を家から追い出したのだけは確かだ。

次に繋がる記憶と言えば、寝室天井の白さと、頭痛及び吐き気である。

見事な二日酔い。

鼓動に合わせるかの様な重鈍痛。

ピノ子も同様に、ぐったりとソファーで横になり、天を仰いでいた。

物言わず、水分を取るだけで精一杯の大人2名。

さすがにやり過ぎた、と後悔するも、時既に遅し。


終日、地獄をのたまうのであった。