困ったなぁ。
反論見つからず。なんてピノ子らしい柔軟で瑞々しい視点だろう。
折角もう少し怒っていようと思ったのに、どうしてくれるのだ。
不思議な気恥ずかしさを持て余し、一気にワインを口に流し込む。
するとどうだろう。気持ちもストン、と落ち着いた気がした。
ピノ子がチラ、とこちらを向く。
「ん?」
「うふふ、ブンちゃんたら良い飲みっぷり。ささ、もっと」
そう言い、おかわりをついでくれた。
「ふふん、まあな~かく言うピノ子君もグラスの残りはわずかだ。入れてしんぜよう」
「やー、ジェントルメーン!ブンちゃんのスエットに赤い蝶ネクタイが見えてきましたっ」
「なんじゃそりゃ」
紳士=蝶ネクタイとは、なんて安易なイメージだ。と思った事は心に閉まっておくとしよう。
反論見つからず。なんてピノ子らしい柔軟で瑞々しい視点だろう。
折角もう少し怒っていようと思ったのに、どうしてくれるのだ。
不思議な気恥ずかしさを持て余し、一気にワインを口に流し込む。
するとどうだろう。気持ちもストン、と落ち着いた気がした。
ピノ子がチラ、とこちらを向く。
「ん?」
「うふふ、ブンちゃんたら良い飲みっぷり。ささ、もっと」
そう言い、おかわりをついでくれた。
「ふふん、まあな~かく言うピノ子君もグラスの残りはわずかだ。入れてしんぜよう」
「やー、ジェントルメーン!ブンちゃんのスエットに赤い蝶ネクタイが見えてきましたっ」
「なんじゃそりゃ」
紳士=蝶ネクタイとは、なんて安易なイメージだ。と思った事は心に閉まっておくとしよう。



