「・・・・好きな人がいるから・・・・」


ついに
来たんだ・・・

この日が



少し心臓がバクバクする


「えぇ!?
誰なんだよ、それ!?」


神谷はあたしの事を見てきて

「・・・・・松崎」


と言った


一瞬、静まり返った

あたしの心臓の音しか聞こえなくなったみたい


でもすぐにみんなまた騒ぎ始めた

「わぁ!!」

「ヒューヒュー!!」

「公開告白だ!!
すっげぇ!!!」


ざわざわとしていた

「で、返事は!?」

急にみんなこっちを見る

さっきまで騒いでいたのがウソみたいに静まり返る


あたしは突然の事でただ小さくうなずいて
「よろしく・・・」
としか言えなかった


そしてまた
さっきみたいに騒ぎ出した