ゴミの山滞在10分程度でホテルに引き返し、シャワーを浴びて少しゆっくりして、空港へ向かいます。
で?私達の乗って来た車はどこだ?
ここに置き去りか?
「車は?」
高木先生がエンドーに聞いた。
「帰りました。」
「今すぐ呼び戻して!」
待つ事10分。
車が迎えに来て、ゴミの山を後にしました。
ゴミの山は、前来た時より、キレイになっていました。
次来る時は、もっとキレイになっていることでしょう。
「じゃあ、ホテルに帰って2時間後に、集合で。」
「そんなに!?」
エンドーがビックリしています。
「だって、飛行機は夜の7時でしょ?」
「はい、7時です。」
「だったら、5時前頃までに、空港に行けばいいんだから。」
「5時前に空港に行きます。だから2時間もホテルにはいられません。」
「…………。」
先生もガイドもそんな目でこっちを見ないでください。
「とりあえずエンドー、数字を1から数えてみて。」
「1、2、3、5、7、8、」
えっと。
「もういい。航空券見せて。」
「はい。」
エンドーが何やら紙を先生に渡した。
「全員1時間後集合で。飛行機は、7時じゃなくて、5時よ。」
「1時間もホテルにいて間に合いますか?」
「荷物もつめないといけないし、シャワーあびるでしょ?」
ええ、匂いをお届けできないのが、残念ですが、私達は、現在臭いです。
ゴミの山のにおいは、服の繊維の隅まで入り込んでおって、匂いを放っております。
ホテルに戻ると、実質時間は、残り40分。
部屋の中は散らかりたい放題だった。