さあさあさあ!!
車でビュンと湖へ行きました。
トンレサップ湖です。
湖途中にある観光客用の休憩スペースというかお店で休憩です。
「ここヘビいた所だっけ?」
横に居た、サニイさんに聞くと、
「あ…?はい?」
と、曖昧な返事がかえってきた。
そう、ここには、私が世の中で嫌いなものナンバー10には確実にランクインするヘビがいるのです。
それも、でかいへび。
観光客が首にヘビをまいてお金を払うのです。
いらん、そんな趣向。
蛇に記憶が無いのか、私の扱いに困っているのか、サニイの反応もいまいち。
そうだな、そうだな、ヘビは、去年見たときは運が悪かったと考えよう。
ゆっくりお店のお土産などを見る。
そうそう、あんな感じのお姉さんが桶の上に座ってて。
……って
なんでおんねんヘビ!!
桶の上に座っていたお姉さんは、どこかえ消えた後、ヘビを持って戻ってきました。
それをもって近づいてくる。
去年の悪夢がよみがえる。
ぎゃーーーーー!!と悲鳴をあげ、逃げ出すと、
ちゃかしたオイサンが、私を捕まえてヘビの方へ爆笑しながら引きずっていく。
周りの人も大爆笑しながら、私を助けてくれる人は誰もいない。
私は大暴れして中二階にある見晴し台へ避難しました。
そこにはサニイが居て、手招きしました。
ドアを開けると、どうやら、ここの住人達のスペースのようです。
勝手に使って良いのかよ…。
「開いてるし大丈夫です。」
開いてるし…ってドアすらついて無いこの部屋。
「ハンモック乗ったことありますか?」