好きだから。

百合はどうしてって目で私を見る。






「いいじゃん。暇つぶしよ。」


「もう!姫香ぁ!」





私は席についた。







百合は私の席の前に座り振り返る。






「もう噂になってるよ?」


「いいんじゃない?」


「姫香はB専だって。」


「ははっ!何それ。ウケる。」






百合ははぁっとため息をついた。







「どうせすぐ別れるから大丈夫だって。」






私は適当に流した。







「もう‥。」


「それより百合、童貞なんだって。どうしよう?」


「ぶっ!!!!」




百合は吹き出した。