優秀な専属執事と優しいお嬢様

席につくと零人は何も知らない顔をしていて相変わらずポーカーフェイスがうまくさらりとしていたが執事は横に立つのが決まりである。
「柚香ちゃんはすっかり綺麗になったけどまだお見合いの話とかないのか?」
「零がいつもそばにいるから周りは彼には勝てないっていって正直にいって一切見合い関連は無理だから」
「たしかに眉目秀麗で文武両道といわれてなおかつ執事はいつもおそば付きだから彼も家に来るのはきついって思うのも無理ないな」
笑いあっているがたしかにいつも零人がそばにいるから誰も彼を越えるくらいの執事は山中以外いないはずで彼を越えるのは難しい。