しかしミスが多すぎるので文句をいいつつも手伝う姿は執事としてだった。
「何度いえばわかるのか柚香様は小学校から学習能力が変わらないとは情けないです」
言い返せば更に倍に返してくるのが目に見えているので何もいわなかった。
しかし自分自身が不器用なことくらいわかっていた。
『私が不器用なのはわかっているわよ』
「そういっていてこの前砂糖と塩を間違えていてソルトプリンを作っていたのは最近のことでございます。
あなたのミスは致命的過ぎるのです」
零人に反撃されていて勝てる可能性はなかった。