あれから零人は泣いていたあの日よりすっきりしていて顔色はいいものの気まずそうに目を反らしていてあまりいい気分ではなかった。
「柚香様に仕えはじめて始めは階段から転落してきたことやベランダから落ちかけて支えていた時はわざとやっているのかと思いました。
あなたが素でやっていることは後から知りましたが柚香様が私を必要としていましたからたとえ第二執事でも嬉しかったです。
山中さんがいなくなっても経験が積めていたのは柚香様とのことを旦那様に認められていて何よりも私は柚香様を愛していました。
まだ新米でしたからそれに私はまだ見習いですからそれでも柚香様といられるならと私には今の夢はどんなことがあっても一緒に生きることです」
将来の夢なんてあまり考えていたことがなくてももうすぐ高校3年生だから進路を決めていくけど最近は零人もファッションを勉強していた。
会社を継ぐならしっかりやれと毎月提出をさせられていて彼は手早いので30枚を五日でこなしていてあいかわらず完璧だった。
進学して大学へ行くか留学するかこれは柚香の進路だが零人はオーストラリアに高校時代短期だがホームステイをしていた ときいていた。