学舎ハーレム

沈黙。


「もし、100%成功する方法があったとして…」

夕日が言う。

「え?」

「例えばそれがとても高くつく方法で…」

「夕日?」

真知が言う。

「例えばそれが…

真知さんが望むモノ以外…


お兄ちゃん以外の全てを失うとして…


それでも、真知さんはお兄ちゃんのことが好きですか?」

夕日の真剣な眼差し。

「夕日、一体なんの話を…」

「答えてください!

お兄ちゃんと一緒になれるなら他の全てを失う覚悟はありますか!

真知さんの家族も私たち、仲間も!!

そのくらい本気ですか!?」

夕日は声をあらげる。

「…わかんない。


でも、朝日のことは好き!」


「それじゃ、万が一の時に真知さんは後悔する!!


決断してください!


…私たち仲間をとるか、お兄ちゃんを…朝日を選ぶか!」


「夕日さん、どうしましたの…」

「待て。

彼女なりの何かがあるのだろう。」

麗美を渚が止めた。


「…。

私は…


選べない!」

「本気ですか?」

夕日が言う。

「私は皆や朝日がいるなら他は何もいらない!!

でもどちらかを選ぶのは嫌!

どっちが欠けても私は幸せになれないの!

どちらかを選ぶくらいなら私はどちらも選ばないわよ!」