学舎ハーレム

「姉さん!」

ギャラリーたちが詰め寄る。

「べつに気絶しただけだ。

じゃあ、そいつのこと頼むぞ。」

幸大は背を向けた。

「待ちやがれ!」

男たちが息を荒くして幸大を睨む。

「そもそも、なんで一般の奴らがここにいるかも不思議だけどな。

で、なんか用か?」


「よくもやりやがったな!」


男たちは一斉に幸大に襲いかかる。


バキッ、

ゴシャッ、

ドゴッ、

ドッ、


「まったく血の気の多い奴らだな…」

幸大は全員に一撃を入れただけで気絶させた。


「じゃあな。」

「待ちな!」

次は女子が呼ぶ。

「ん?」

幸大が振り返る。


「あんたみたいな奴に姉さんなんか渡さないからね!!」


「はぁ〜。

それは俺とそいつの賭けだ。

部外者は口を出すなよ。」


「黙れ!

姉さんは…

私たちの姉さんだ!

絶対に渡すものか!」


「ったく…

取り合えず疲れたし帰る。」

ギャラリーたちが睨み続ける。


「…。


ったく。

なぁ、そいつが起きたら伝えといてくれ。


『お前が賭けのことをちゃんと守るならお前が誰とつるもうが、どんなことをしようが知ったこっちゃねぇ。

とにかく賭けの約束だけは守れ』

って。

じゃあ、マジで帰るから。

お前らも行くぞ。」

幸大が歩き出す。

それに続いて朝日たちも歩き出す。

「幸大さんお疲れさま。」

夕日が言う。

「てか、お前は男には容赦ねぇよな。」

朝日が言う。