学舎ハーレム

「わかる?

とにかく、つまらなそうだったからさ。」

「…はぁ。

その通りだよ。

期待はずれ…って言っても所詮は噂だったって感じかな。」

「ふぅん。

詳しく聞かせてくれる?」


「何つーか、

柔らかさが足りないって言うか…

そうだな、しなやかさ?」

「分かりにくい表現だな。」

朝日が言う。

「例えるなら?」

部長が言う。

「…。

まるで、剣じゃなくて棒を振ってるみたいだった。」

「あはは!

ねぇ。

剣道部に入部しない?」

「いや、断らせてもらう。」

「そうか、残念。

あ、でも、見学には来て欲しいな。」

「ああ。」

「で…

この意見に何か異論はあるのかな?

渚。」


「…。」

スッ、

部室から一人の女性が現れた。

一言で言うならクールビューティー。


彼女こそが渚である。

「貴様、人のことを評価するとはな。

何様のつもりだ?」

渚が幸大を睨む。

「でもさ、渚。

幸大君の言うことは間違ってる?」


「…。

私には…わかりません。」

渚が言う。


「てか、何で幸大の名前を?」

朝日が言う。

「朝日君の名前も知ってるよ?

全校集会の時の二人だから。


ロケット花火のね。」