「いきなりかよ!?」

「約束でしたから。

成功したらしてくれる…って。」

夕日が言う。

「わ、私もそのうち…してくれますか?」

閖が言う。


「まぁ…そのうちな…」

「約束ですよ?」

「ああ。」


「幸大にべったりくっついてる理由なんておおよそ解りきってるじゃない。

貸しやらなんやらで離れられないから…じゃない?」

瑠璃が言う。







体育の時間

プール



「今日は夕日のクラスも一緒か…」

朝日が言う。

「今日で水着姿も見納めだな…

瑠璃と渚と睦月も居れば良かったのに…」

幸大が言う。


「あ、あの、幸大さん…


そんなに見られると恥ずかしいです…」

夕日が言う。

「本当に穴が空く勢いの視線ですわ…」

麗美が言う。

「でも…不思議なことがあるのですが…」

閖が言う。

「あ、私も。」

皐が言う。


「何のことだ?」

幸大が言う。

「あんたら二人のバイブルに水着とかスク水のはなかったってことよ。」

真知が言う。


「そりゃあ、なぁ?」

朝日が言う。

「ああ。

現物を見れるんだから必要ないだろ?」

幸大が言う。

「でも女教師とかなら学園にはいっぱいいますし、ナースなら病院にだっていますわよ?」