学舎ハーレム

「さ、行こうぜ閖。


あいつらが目を覚ます前にな。」

水のなくなったプールに気絶している敵を見た。


「…助けてくれるんですか?」

閖が言う。


「当たり前だ。

賭けを始めた瞬間から閖も俺のモノだ。


俺は強欲で独占欲も強いしな。

自分のモノを失うくらいならどんな悪どい手も使う。」


「幸大さん…」

「ま、取り合えずはこいつらに脅されて無理矢理やらされたってことにしとこうぜ。」


「幸大、さっさと出るわよ?

きっと警察が包囲して構えてる。」


「あれ、お兄ちゃんは?」

朝日が離れた場所で何かに火を点けようとしていた。


「さよなら、俺の性春…」

聖書ならぬ性書に火を点けようとした瞬間。

「待ちなさい。


朝日は何をしようとしてるの?」

ぎゅっ。

真知が後ろから胴回りに手を回す。

「これは…その…」

「証拠隠滅かしら?」

「そ、そんなことは…」


「なら、ライターの火を消しなさい。」

「は、はい。」

スッ。

ライターの火を消した瞬間。


「どっせい!」


ヒュゥッ、

ゴンッ!


真知がブレーンバスターを決めた。


「朝日…もっと素早く…」


「幸大さんも…

忘れてませんよね?」

「ゆ、夕日ちゃん…

あまり怒るとシワができるから…」