「私がアメリカに行った時に彼らと接触しました。


私がこのモデルガンを考えたんです。


異母のではありますが、兄はサバイバルゲームにはまっておりましたから。


そして父はモノの圧縮技術を考える研究所を企業として持っていました。

私は表向きは丁寧に扱われてましたから研究所に問い合わせたら技術についてはしっかり教えてもらえましたし、サンプルももらいました。」




「モデルガン…

そんなものを…と言いたいが銃と違い公共施設でも引っ掛かることは少ないし、それ自体は調べられても問題ない…か。


考えたモノだ。」

渚が言う。

「そして私は莫大な金のはいる犯罪としてスクールジャックを考えました。」

「そして…今にいたるということですね？」

夕日が言う。

「ただ…」

閖が言いかけた。

「誤算だよね、幸大君が動き出すのは。」

睦月が言う。

「ええ…

正直言って私は幸大さんに父を重ねたことがありました。

正妻と愛人を持った父を…

でも…重ならなかった。


母は、父が正妻を選んだと泣きましたが…

あなたたちは幸大さんが一人に絞らない現状で笑顔で生活していたから…」