パァンッ!

閖がモデルガンを天井に放った。


「いつまでも戯れてないで…

命の危険を感じてはどうでしょうか?」

閖が言う。


「よいしょ…っと。」

幸大が正座から立ち上がる。


「ぐっ…

誰か…肩を…」

幸大が言う。

「足が痺れたのね?」

瑠璃が肩を貸す。


「あなたは私を馬鹿にしてるんですか?」

閖が言う。


「まさか…

お前ごときを馬鹿にしてもつまらない。」


「い、いい加減にしてください!!」


パパパパァン!

モデルガンの連射。

「危ない、危ない。」

幸大は瑠璃を押し退けしゃがんでいた。


「足も治ったし。」

「く…」

「ねぇ、閖。

何でこんなことをするのよ!!」

真知が言う。

「あなたたちにはわからなくて良いですよ。」

閖が言う。