月曜日


「で?

幸大、あれはなんですの?」

麗美が言う。

「あれ?」

「睦月と皐のことよ。」

瑠璃が言う。

「睦月も授業中もあの調子だったが…どうせ君が何かやったのだろう?」

渚が言う。

「幸大さん!

正直に言ってください!!」

夕日が言う。


そして、皐と睦月は…


「…。」
「…。」

二人とも上の空。

「幸大、男同士で隠し事は無しにしようぜ?」

朝日が言う。

「幸大…言っちゃいなさいよ。」

真知が言う。


「皐、睦月。

言ってもいいか?」

「ふぇ?」

「え?」

「だから…あれ。」

「…えへへへ。」

「…ふふふっ。」


二人が思い出して笑い始めた。



「…じゃあ、言うけど。


キスした。」


「な!?

本当ですの!?」

「瑠璃さんや渚さんの次は皐さんと睦月さんにですか!?」

麗美と夕日が驚きながら怒る。


「ああ。」

「幸大…詳しく話なさいよ。」

真知が言う。



幸大はデートの日のことをかいつまんで話した。



「そんなことがあったんだ…」

瑠璃が言う。

「ふぅ…

君というヤツは…

ところで…今、キスをしてもいいか?」

渚が言う。

「は?

いきなり…ん!?」


「ふぅ。

いきなりではない。

そんな話をされたらしたくなる。」

「知らねぇよ…」


「おっと、そろそろ朝のホームルームが始まるぞ?」


朝日が言うと皆が解散した。