学舎ハーレム

「あんたは?」

「この組の頭じゃ。」

「組長か。」

「賭けを見させてもらった。


どうだ?

私と賭けをせんか?」


「何を賭ける気だ?」


「そこの娘さん二人と…

ここから安全に出ることのできる権利。


どうじゃ?」


「確かに、ヤクザからは安全に逃げたいな。」

「方法は簡単だ。

この部屋からそちらの部屋にサイコロを投げる。


出目の大きい方が勝ちだ。」




「…皐、睦月。

どうする?」

「…私は幸大君に託すよ。」

睦月が言う。

「私も、幸大君を信じてるよ。」

皐が言う。


「良いんだな?」

「「うんっ!」」


二人は幸大に笑いかけた。


「ならば…ワシから。」

ヒュッ、

サイコロは隣の部屋の壁に当たる。

「出目は…5。


さぁ、お前の番じゃ。

勝つには6しかないぞ?」


「…。」

ぎゅっ。

幸大はサイコロを握る。


「お前の出目でそこの娘さんたちの運命が決まる。

失敗すれば…な。」


「くだらねぇ。」

ヒュッ、


幸大がサイコロを投げた。


スパァンッ、


勢いよく襖が閉められた。


「どういうつもりだ?」