学舎ハーレム

「幸大、今から言うことは真剣に聞いて。」

瑠璃が言う。


「真知に何を吹き込まれたんだ?」

「良いから、今から言うことは本気だから!」

瑠璃の目は真剣だった。

「わかった。」

幸大が言う。

「私のこと好き?」

瑠璃が言う。

「ああ。

好きだ。」

「じ、じゃあ…」

「ん?」

「わ、わわ、私と…その…」

「…。」

幸大は口を挟まずに瑠璃の言葉を待つ。

「キス…して。」

瑠璃は顔を真っ赤にしながらも真剣な目。

「…しても良いのか?」

幸大も真剣な目で答えた。

「あんたが嫌じゃないなら…

私がお願いしてるんだし…」


「むしろ、今までもずっとしたかった。」

幸大が動く。

「え?


…んっ…」


幸大の言葉を聞き返す前に瑠璃の口が…言葉が塞がれた。


「…。

嫌じゃなかったか?」

幸大が言う。

「嫌じゃない…けど…」


瑠璃が言う。

「けど…何だ?」

「なんか…ヤバいかも…」

「何が?」


「その…

いや…何でも…


何でもない!!

今日は帰る!」

瑠璃は教室から走り去った。


「…ふぅ。」

幸大が息をつく。

「こ、幸大さん…


キスした感想を聞いても良いですか!?」

夕日が顔を真っ赤にして訊ねた。