学舎ハーレム

翌日


天王寺家


「御父様…

会社の方は?」

麗美が言う。


「…私にはどうにもできなかった。

麗美…すまない。」


「御父様は頑張りましたわ。」


「これからはお前にも辛いことが起きるだろう。

お前だけは何とか…と思ったのだがな。」


「私だけではダメですわ!

弱気になるなんて御父様らしくありませんわ!」


「…。

麗美、トランプは持ってるかね?」

「え、あ、はい。

部屋にありますわ。」


「もう少ししたらKTグループの社長が来るんだ。」

「KTグループってあの三代企業の…」

「ああ。」

「助けてくれますの?」

「いや、KTグループの傘下にある会社と天王寺コンツェルンはライバル社同士。

天王寺コンツェルンには潰れてほしいと思っている会社のトップだ。

その社長が私と会いたいと言ってな。


その時にトランプを用意してほしいと言っている。」


「わかりましたわ。」



麗美はすぐにトランプを持ってくる。


「麗美は部屋にいなさい。

彼は私と二人だけという約束をしている。


部屋を覗いてもいけないよ?」


「…いったい何が?」

「わからない。

イザとなれば土下座以上の何かをするかも知れない。」