学舎ハーレム

「それで、幸大さん。

麗美さんを何て呼びました?」


夕日が言う。

「いや、

天王寺・グレイシア・麗美って…


つーかマジで皆覚えてなかったのかよ…」

「確かに…私も他の誰もが覚えてない名前を君が覚えていて、それを呼ばれたなら麗美の気持ちもわからなくない。」

渚が言う。

「まぁ、確かに…ね。」

瑠璃が言う。


「意味が解らないんだが…」

「幸大は恋愛ごとには鈍くはないけど回りくどいのは苦手だからな。」

朝日が言う。



放課後

帰り道


「あの、幸大さん。

麗美さんを助けてあげてください!!」

夕日が言う。

「私からも頼むわ。」

真知も言う。

「幸大君、御願い。」

皐が言う。

「麗美ちゃんに貸しを作るチャンスだと思ってさ…」

睦月が言う。

「私からも御願いしたい。」

渚が言う。

「私も…助けてあげてほしいわ…」

瑠璃が言う。


「幸大…」

朝日が幸大を見る。


「明日で一週間。」

幸大が言う。

「え?」

皆はきょとんとする。


「麗美の親父さんの会社が倒産するまでの猶予だ。

この一週間でなんとかできなければ倒産する。」

「そんな…」

真知が言う。

「そして、明日。


俺は麗美の親父さんと会う約束をしている。」


「じゃあ…」

「助けるわけじゃない。

天王寺コンツェルンのライバル社として…会いに行く。」