学舎ハーレム

「金がなくなり倒産?

天王寺コンツェルンくらい俺だって聞いたことあるぞ。

まぁ、麗美の家だとは予想してたが聞くのは野暮だったからな。


とにかく簡単に潰れるとは思えねぇが…」


『実は、何者かが持ち逃げの情報をリークしまして…

わが社の幾つかの方にも同じリークの文書が来ています。



そのためか、株主たちは一斉に株を…


株も大暴落でして…

そのリーク文書は天王寺コンツェルンの社内等にも広がり、

天王寺コンツェルンの傘下の業者のほとんどは提携の打ち切り。

社内でも辞表を出すものが増えて…


倒産はほぼ確実。

ギリギリ保てても社員もなければ提携もなく…

倒産は遅かれ早かれ…』



「わかった。

じゃあな。」

幸大は電話を切る。

「こういうことだったか。」

「麗美ちゃん、どこにいるのかな?」

皐が言う。

「探すか。」

幸大は秘密基地のタッチパネルを操作した。

「屋上か。」

幸大が言う。

「何でわかったの?」

睦月が言う。

「皆が持ってる鍵にはチップが入ってて学園の敷地内なら何処にいるか特定できるんだよ。」

「…君は本当に学園を何だと思ってるんだ?」

渚が言う。

「幸大君、これを麗美ちゃんに返してあげて。」

皐が麗美の落とした携帯を渡す。

「ああ。

じゃあ、行ってくる。」

幸大は秘密基地を出て屋上に向かった。