1人暮らしだったから、送ってくれる人が今までいなかったし、たとえそれが悪魔のシキでも。


「うぅん、なんでもない。いってきます!」


会社までの私の足取りは軽かった。


朝から機嫌のいい私に千絵は
ビックリしていた。


それから数日がたったある休みの日。


事件が起こる。