「あ、そうだ。ミゲル、お前もついてこい。」


「私も…ですか?」


「あぁ。ミゲルはそのままでいい。人間になる必要はないからな。」


「それは…?」


「こっちの世界との橋になってもらう。人間になったら扉も開けなくなるだろうしな。」


「はいっ!」


俺と離れずに済む事が嬉しいのか、顔に花を咲かせる。


「じゃあ、とっとと準備して行くぜ!」