花が咲き乱れる庭。


1つの墓の前でしゃがむ1つの影。


この墓は、俺の母親の物だ。


俺が10歳になる頃、病気で死んだ。


「俺に、何か用か?」


声をかけると立ち上がり、振り返る。


「シキ、戻ったか。」