ついさっきまでは一緒の空間にいたのに…今はもうシキの姿はない。


静まり返る部屋。


テレビの音だけが響く。


涙が、止まらない…。


私はその場に崩れ、声を上げて泣いた。


堪らなく寂しい。


シキが私の視界から消えてしまっただけで、とてつもない寂しさに襲われる。


シキ…早く帰ってきて…!


私はそう願う事しかできなかった。