「うぅん、違うよ、大丈夫。ちょっとビックリしちゃっただけだから。」 私は優しくシキの頬に触れると、また、大丈夫と呟いた。 「ねぇシキ、そっちの世界で何かあったの?」 そう聞くと、シキは素直に話してくれた。 「俺、国王の息子だろ?小さい頃からいつも俺の周りには監視がいて、窮屈な生活してたよ。 でも、普通に学校へ行ってたし、みんなと遊んだりもしてた。 けど…俺が遊んでてケガなんかすると、親父は一緒に遊んでた奴と、親を呼び出して言うんだ。