神崎探偵事務所へようこそ!!

SATの皆さま方に両腕を取り押さえられ、完全に拘束状態のジーク。


彼はギロリとした目で総ちゃんのことを睨みつけ



「俺に手を出して、ただで済むと思っているのか!!」



と、吠える。




そんな彼を見てハァとため息をはくと



「しょうがないでしょう?
上からの命令なんですから。」



あくまでも冷静に総ちゃんは答える。




「あなたたちの組織が何を考え、何を望んでいるのかなんて知ったこっちゃないんです。」


「なに!!?」


「僕は上司の命令に従ってあなたを捕らえに来た、しがないサラリーマンですから。」




そう言って
フフンと笑う総ちゃんに
悔しがるジーク。




完全にジークを見下ろした後、


「連れていけ。
本件の要重要参考人だ。」



「はっ!!」




そう言って
総ちゃんがアゴで指図をすると
SATの皆さま方は黒スーツ軍団をあっという間に取り押さえ、施設の外へと連行していった。