「はー。
ボディスーツも脱いでいいか?陸。」
「うん。もう大丈夫でしょー。」
陸ちゃんと聖ちゃんがそう会話をした瞬間
4人の体からプシューと空気が抜ける音がして、見覚えのあるいつもの体型に4人が戻る。
「ウフフ。
コレで自由に動きまわれるわね。」
「Yes!はー、苦しかっタ。」
――な、なんなの、この人たち!!
さっきのフェイスマスクといい
このボディスーツといい
ただの探偵にしては
手が込みすぎている。
それに……
聖ちゃん達がお母さんの事務所を手伝っているだなんて、聞いたこともなければ、そんな現場見たこともない。
この身のこなし
この用意周到さ…
聖ちゃんたち、一体何者なの!!?