私の母、神崎律子は恋多き自由なオンナ。




「うるさいね!!
この少子化の時代に6人もの子どもを育ててやってる、心優しいお母様に対して何だい!!その口の聞き方はっ!!」





そう言って、お母さんはお兄ちゃん's達の目の前にドカンと勢いよくサラダを置く。






お母様がギロッと蛇のような目で睨み付けると“聖ちゃん”コト、神崎 聖哉(カンザキ セイヤ)が



「っつーか……、それはババァの自業自得なんじゃねぇの?」





……なんて。
恐ろしいNGワードを口に出した瞬間。





「聖哉~~!!アンタはどうやら地獄に行きたいらしいねぇ……!!???」

「…は、はあっ??!!」

「覚悟しなっ!!聖哉ぁ~~っ!!!」





「「う、うぎゃぁぁぁ~!!!!!」」




お母さんはフォークを持ってゆらりと立ち上がると。


コメカミにピクピク血管を浮き上がらせながら、何の躊躇(ちゅうちょ)もなく聖ちゃんの頭をサクッと刺した。