クルセイドを知っている。
そしてこの紋章の意味を知っている。
誰だ、この女は。
クルセイドの名を知りながらクルセイドに牙をむく、この女は誰なんだ。
「知らん。」
「は??」
「そ、そんなものは今初めて見た!」
どこの手の者なんだ??
CIAか??
それとも他の特務機関なのか??
目の前に現れた、美しいオンナ。
彼女の正体は気になるが、クルセイドについて口を割るわけにはいかない。割れたのがバレたが最後、俺は殺される。死んだ方がマシだと思う、残酷無比なやり方で俺は処刑されるに違いないのだから。
目の前に突き付けられた死刑宣告
これから訪れるであろう地獄に恐怖を感じて、思わずガタガタと体を震わせると
「正直じゃないのね~。」
「ホント。ここまで証拠突きつけられてシラをキルなんて⋯⋯カッコわるいよネ。」
呆れたように二人は笑う。
「じゃぁ質問を変えるわ。
アンタ⋯⋯ヴィーナスのことどこまで調べたの??」
「⋯⋯!!!!!」
「正直に言ったら命だけは助けてあげる。」


