神崎探偵事務所へようこそ!!



——せ、せいちゃん!!?


その声に驚いて、辺りを見回すけれど、聖ちゃんの姿はどこにも見えない。



黒服軍団も厳しい顔して辺りを見回し警戒するけれど


「ど、どこだ!!」

「どこにいる!?」


聖ちゃんを見つけることが出来ない。



「勅使河原のオッサンの裏帳簿の在り処だけわかったら収穫は上々だったのによー。女子高生の殺害指示まで頂いちゃって~~。ニシシシシシ!!美味しすぎるっつーの!!」


私の胸元近くから聞こえる聖ちゃんの声。




意味が分からずキョロキョロしてると、芹沢邸の砂利が踏みしめられる音がして、誰かがこちらに近づいてくる気配がする。


その音のする方を見つめると


「総ちゃん!!聖ちゃん!!」


レコーダーのようなトランシーバーのような不思議な黒い機械を手にした聖ちゃんに、スーツ姿でビシッと決めた総ちゃんの姿が見える。



「裏金に殺害指示。
ヤクザと政界の癒着。
事情を聴くには美味しすぎる設定ですねぇ、勅使河原議員??」


「ぬ、ぬ、ぬぬぬぬぬーー!!」


「私は警視庁捜査2課・警部の神崎です。勅使河原議員・芹沢さん、署までご同行願いますね??」