私と総ちゃんが
あったかな雰囲気を作っていると
「…で!!?
これからどーすんだっ!!?
作戦聞かせろ!!総一郎~!!!!」
ニャハハハと笑いながら
聖ちゃんが総ちゃんの肩を
ドンドンと叩く。
総ちゃんはちょっとうっとうしそうに、聖ちゃんの手を払うと
「とりあえず…明日、陸とレオンで勅使河原家の家宅捜索を行ってください。」
「カタクソーサク??」
「そう。
体よく勅使河原家に侵入する口実がコレで出来たんです。
リビング、寝室、ありとあらゆるところに盗聴器を仕掛けてきてください。」
そう言って
ニッコリと笑って
総ちゃんはこんな恐ろしい作戦を口にする。
「ソウ、盗聴器だけでイイの?
盗撮用のマイクロカメラは??」
「ああ…、盗聴器だけで構いません。
カメラが見つけられたら大変ですからね。」
「じゃぁ取っておきの俺の高性能盗聴器の出番だなっ!
任せといて!!総兄ちゃん!!
しっかりちゃーんと仕掛けてくるからなっ!!」


