そうか… 総ちゃんはみんなを危険に晒さないように細心の注意を払ってこの作戦を立てたんだ… そんな総ちゃんに 私がどうこう言ってはいけない。 ブレーンの立てた作戦を 忠実に実行する ソレが今の私にできる 精一杯の仕事…だよね?? 「総ちゃん。」 「…なんです?」 「ごめん、私が間違ってた。 ちゃんと怒ってくれてありがとう」 そう言って 深々と頭を下げると 「さすがは美優。 僕達の自慢の妹です。」 総ちゃんは嬉しそうに 目を細めた。