「梅クラスはこの依頼ですと3万円
竹クラスは10万円
松クラスになりますと50万になりますが…
どうなさいます??」



その問いかけに



「そんなの決まってるザマス!!
松クラスでお願いするザマスよっ!!」



そう言って
勅使河原さんはカバンの中からゴールドカードを取り出して、机の上にベシンと置いた。





「後悔なさいません?」


「当たり前ザマス!
エリザベスちゃんのためなら何でもするザマスよ!!」





オンナの気合の入ったにらみ合いが続くこと、約30秒





勅使河原さんの真剣な表情を見て、お母さんはフッと笑うと




「わかりました。
まずは手付金として10万円前金で頂きます。その後は依頼終了時に残った金額を頂きます。よろしいですね??」




そう言って
最終確認を
依頼者にかける。




すると勅使河原さんはムンっと腕組みをして



「わかったザマス。
オンナに二言はないザマスよ!」



フンっと答える。





そんな勅使河原さんを見て


「おまかせください、勅使河原さん。
この選択、きっと後悔はさせませんわ。」


そう言って妖艶な笑みを浮かべて
お母さんはニッコリと微笑んだ。