「必ずやエリザベスちゃんを発見してみせますわ。」



その言葉を聞いた勅使河原さんは、ガバッと起き上がると



「その言葉!信じていいんザマスね~っ!」



お母さんの両手を正面からギュウウ~っと握り締める。






そんな必死の形相の勅使河原さんを見つめてニッコリ微笑むと


「えぇ。我が社の探偵たちはとても優秀ですのよ?
ご安心なさっていただいて大丈夫ですわ。」


見たこともない
女神のような笑顔で
お母さんは勅使河原さんの手を握り返す。




そして相手が安心しきったのを見計らうと…



「わが社には探偵に
3つのランクがございます。
入りたての新人探偵・梅クラス
10年以上のベテランの揃う竹クラス
そして…探偵のエキスパート達の揃う
エリートクラス、松クラス!」


そう言って
悪魔の料金表を
依頼者に突きつける。