毎朝、しつこいぐらいに迫ってきて四六時中、私を自由にさせてはくれなかった、神崎ブラザーズ。
登下校
放課後
休日
しつこいまでに私を監視して
ウザイ領域まで私を拘束してた
神崎ブラザーズ
その裏にあったのは…
よこしまな愛ではなく
深い深い家族愛。
「あたしがMariaである以上、あんた達に安穏な生活なんてありえない。だからこそあたしは聖哉達には自分を守るための最低限のワザは教えたつもりだ。」
お母さんではなく、Mariaとして出した厳しい一言。
「…最低限じゃねーだろ。最大限だろーが、クソババが。」
ポツリと呟いた聖ちゃんの命知らずな一言は
「ああん!?
なんて言った、聖哉~っ!!」
「うぎゃぁぁぁぁ~!!
いてぇ!し、死ぬ~!!!」
お母さんの目にも止まらぬ
素早い締め技によって
あっさりさっくりと
封じられる。


